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【データ復元】突然「フォーマットする必要があります」とエラーが…なぜ発生するのか、その対処方法とは?【復旧】

技術スタッフ3Aデータ復旧スタッフブログ

ご注意ください

フォーマットする必要がありますとエラーメッセージが表示される、メディアが読み込めない、データへのアクセスが困難になった場合の取り扱いには十分注意してください。
障害発生後の通電、市販ソフトによる誤使用によりデータ破損のご相談が増加しています。

このページはこんな人におすすめです。

・フォーマットしますか?とエラーが表示される。
・フォーマットしてくださいとエラーが表示される。
・フォーマットする必要がありますとエラーが表示される。
・フォーマット要求を解決したい。
・アクセスできないHDDからデータを取り出したい。
・フォーマットせずにデータを救出したい。

フォーマットエラーとは1

フォーマットしろとエラーが表示され、今まで問題なく使用できていたハードディスクやその他記録メディア(内臓・外付けHDDUSBメモリデジタルカメラSDカードコンパクトフラッシュなど)なので、フォーマットは既に済んでいるにも関わらず突然「ドライブ〇:を使うにはフォーマットする必要があります」というエラーが表示され保存しいてるデータにアクセスできずお困りではありませんか?

「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」「フォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」などのフォーマット要求されるエラーは、何もしていなくても勝手に発生してしまいます。

フォーマット要求される場合のほとんどが外付けハードディスクに保存しているデータは無事な場合が多く、適切な対処法を行えばデータが復旧する可能性は高いので焦らず落ち着いて対処していきましょう。

フォーマットとは?フォーマットエラーの状態

フォーマットとは「工場出荷状態にする」事を意味しています。

フォーマット=初期化と表現される事が多いですが、外付けHDD/USBメモリ/NASなどの記録メディアに関しては、フォーマットとは使用するOSに合わせてファイルシステムを適応し、パソコンや使用するメディアに合わせたフォーマット形式にする事という意味となります。

フォーマット形式は、Windows(ウィンドウズ)ではNTFS・FAT32exFATという形式でデータの保存が可能で、MacOSではHFS+・exFAT、LinuxExt2/Ext3/Ext4などとOSによっての保存形式があります。

フォーマットエラーの状態

例えばWindowsでHFS+形式で保存されているデータの閲覧しようとしても不可能で、MacOSでNTFS形式で保存しているデータを閲覧しようとしても先程と同様閲覧することはできません。

しかし、意図的にフォーマット形式を変えたわけではないにフォーマットする必要がありますなどのエラーが表示されてしまう場合には、外付けハードディスク/USBメモリ/NASなどのメディア側に問題が発生し、正しいフォーマット形式を読み取れない状態となっている可能性があります。

正しくHDD/USBメモリ/NASなどを読み取れている状態だと、下記画像のように一番右上の部分に「NTFS」などのフォーマット形式が書き込まれているはずですがエラーが発生してしまうと、正しい形式が表示されない状態になってしまい、パソコン側でフォーマット形式が読み取れないとエラーが発生してしまうのです。

フォーマットエラーとは2

なぜフォーマットする必要がありますとエラー発生したのか

それではなぜ突然発生したのか、保存してあるデータは無事なのか、フォーマットエラーの原因を中心紹介していきます。

WindowsVista・7・8・10・11の場合「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」、WindowsXPの場合は「フォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」とエラー表示されているかと思います。
MacOSの場合には「セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした」などと表示されます。

内蔵ハードディスクや外付けHDD、デジタルカメラ(SDカードなど)、USBメモリには、データだけではなくそのメディアのフォーマット方法なども一緒に保存されており、この情報に不具合が起こると「フォーマットされていません」とエラーが発生します。

これには原因が複数考えられるので「フォーマットしますか?」フォーマットエラーが表示される場合、下記項目をチェックすればフォーマットする必要があります等のエラーが表示されなくなるかもしれません。

ファイルシステムの破損

フォーマットを要求される場合の多くは、パソコン側でファイルシステムが認識できなくなっている事が原因となっています。
HDDなどのメディアの故障の前兆などとも考えられ、そのまま通電を続けてしまうとハードディスクなどのメディアが壊れてしまい、データへのアクセスが行えなくなりますので注意が必要です。
そうなると復旧が難しくなってしまい、二度とデータが閲覧できなくなる可能性もあります。

部品の故障などが原因

ハードディスクやメモリの故障の影響で、ファイルシステムを読み込めなくなればフォーマットエラーが表示されるエラーが発生します。

部品故障の判断としてハードディスクの場合、筐体、ケースのエラーランプや警告音、内蔵HDDは動いているか、異音はしていないかを確認しましょう。

また、下記動画の様にフォーマットする必要があります等のエラーが発生している+電子音や異音がしている場合にはハードディスク側の基盤損傷の可能性がありますので通電は控えそのままの状態で保管するようにしてください。

またUSBメモリはパソコンへ接続した際にLEDがピカピカと点滅しますが、この点滅が異常に遅く数秒以上続きチップ故障が疑われます。

USBポートは正常に動作しているか、埃が詰まっていないかを確認することでフォーマットする必要がありますなどのエラーが表示されなくなる可能性があります。

上記項目はメディア側のトラブルとなりますが、パソコン側のトラブルの場合もあり、USBポートを変更してみたり別のパソコンに接続すれば問題が解決することもあります。

気を付けて頂きたいのがパソコン側にトラブルがある場合でもうかつな作業は禁物で、トラブルの起きた状態でチェックディスクなどの変更を加えて更に状態が悪化するというケースもあります。

ですので別のパソコンに接続し、フォーマットエラーが解決するかのみ確認しましょう。

パソコンの誤作動が原因

プログラムインストールに失敗しパソコンを再起動したら、問題なくインストールができたというようなケースもあります。

このようにパソコン側の一時的な誤作動により、ファイルシステムを書き換えてしまうことがあり、一時的な誤作動のため故障パーツもなく再現もできません。
ですのでドライバの再インストールを行えばフォーマットする必要があります等のエラーが解消される可能性があります。

パソコン側で誤作動が起こった場合には「パラメーターが間違っています」とエラーが表示される場合もあります。

HDD内部のデータ容量が原因

外付けハードディスクやデジタルカメラ、USBメモリに限らず、パソコンでもトラブルの起こる要因として「ディスクの容量いっぱいまでデータを保存している」といった可能性です。

一般的の目安としてデータ容量が80パーセントを超えるとトラブルが起きる可能性があり、容量が原因でフォーマットする必要があります等のエラーが発生している可能性があります。

不要なデータを削除することでフォーマットする必要がありますなどのエラーが表示されなくなる可能性がありますが、データ容量が原因になっている可能性は限りなく低いと考えてください。

また、その他のエラーが発生している場合は下記ページをご参考にどうぞ。

エラー表示関連の対処法

フォーマットする必要があります等のエラーが発生した場合に注意すべき事

保存しているデータが必要ない場合

「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」やは「フォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」とエラー表示された場合、外付けHDDやメディアに保存しているデータが必要ない場合はそのままフォーマットしてしまいましょう。

フォーマットを行えば、フォーマット要求は消え正しいフォーマット形式/ファイルシステム認識することができるようになるのでメディアの再使用は可能かと思われます。
しかし、一度エラーが出てしまったメディアは再度同じことになる可能性がありますので使用は控えたほうがいいかもしれません。

保存しているデータが必要な場合

ハードディスクに保存しているデータが必要な場合は絶対にフォーマットを行ってはいけません。
フォーマットを行えば、メディアが初期化され、保存していたデータを見ることができなくなってしまいます。

フォーマットしてしまった場合にデータの救出を行う事は可能ですが、ディレクトリ構造の破損や、フォルダ名・ファイル名の破損などが発生してしまう可能性がありますので保存データが必要な場合は絶対にフォーマットはしないでください。

エラーが表示され焦ってしまいますが、一旦落ち着いて「キャンセル」を選択しましょう。

フォーマットする必要がありますと表示されるエラーからのデータ復元方法

フォーマットする必要があります等のエラーを回避してデータの救出を行う方法はいくつかありますので紹介します。

・エラーチェック/First Aidを行う
・チェックディスク(checkdisc)を行う
・ドライバの再インストール
・コネクタなどの破損確認

等があります。

エラーチェック/First Aidを行う

WindowsやMacOSの機能として「エラーチェック/First Aid」があります。
この機能を使用してハードディスクやUSBメモリなどに問題があるかを調べる事が出来ます。

・Windowsの場合
エクスプローラー画面で接続しているハードディスクやUSBメモリなどのメディアを右クリックして、プロパティを選択後ツールタブを表示してチェックボタンを押す。

・MacOSの場合
Finderのアプリケーション→ユーティリティフォルダを開きディスクユーティリティ→調べたいメディアを選んでFirst Aid→実行

チェックディスク(checkdisc)を行う

Windowsに標準搭載されている「チェックディスク」を利用してエラーの修復を試みるという方法があります。

チェックディスクを行えば、フォーマットする必要があります等のフォーマットエラーを修復する事ができる場合がありますが、このチェックディスクは状態を悪化させる危険があります。

チェックディスクはWindowsがエラーが発生しているファイル等の修復を行うといったものですが、Windows側が正常なファイルもエラーが発生していると判断し「.chk」というファイルに置き換えてしまう場合があります。

Windows側で「.chk」ファイルに置き換えられてしまったデータは元に戻すことができないのでチェックディスクを行う場合には最新の注意を払い作業を行いましょう。

※フォーマットする必要があります等のエラーが表示されている場合、チェックディスクを実行する事ができない場合もあります

チェックディスク(エラーチェック)の実行・予約方法

Windowsマークを右クリックしてアドバンスドメニューを表示させます。
アドバンスドメニューの真ん中にあるコマンドプロンプトを選択し、コマンドプロンプトを起動します。

検索ボックスにcmdと入力してもコマンドプロンプトが起動します。

※Windows 10 CreatorUpdateを行った後だと、コマンドプロンプトがWindows PowerShell(管理者)となっていますが機能は同じですのでコマンドプロンプトと同様、起動させれば準備完了です。

チェックディスクのやり方1

コマンドプロンプトを起動させると C:\WINDOWS\system32> と表示されるので続いて下記コマンドを入力していきます。

chkdsk c: /r と入力します。

cはチェックディスクを行う対象ドライブ文字
/rは完全検査を意味しています。

今回は例としてDドライブをチェックしていますが、OSがインストールされているドライブを対象とする場合は再起動が必要となりますのでチェックディスクを行う前に必ずバックアップを作成しておきましょう。
それではコマンド入力が終われば「ENTER」を押してチェックディスクを開始しましょう。

チェックディスクが始まると、ステージ毎にステータスが表示されます。全てのステージが完了するとチェックディスク終了です。

チェックディスクのやり方2

下記画像の様に、問題は見つかりませんでした。という表示と不良セクタが0KBになっているかが重要です。
チェックディスクのやり方3

不良セクタが検出されている場合はすぐにバックアップを取り、大切なデータは退避させておきましょう。
不良セクタは通電する度に広がっていく可能性があり、データ領域に不良セクタが発生してしまうとデータが破損してしまう可能性があり、二度とデータの閲覧ができなくなってしまいます。

チェックディスク結果を保存したい場合は、タイトルバーを右クリックして編集メニューからコピーや全選択を行い保存する事ができます。

ドライバの再インストール

デバイスマネージャーとは、パソコン内のハードウェアを管理している機能です。
もしハードディスクやUSBメモリなどが「不明なデバイス」「!」マークなどが付いている場合はドライバを更新したり、再インストールする事でフォーマットエラーを回避する可能性があります。

Windowsマークからメニューを開きデバイスマネージャーを選択する事で表示可能です。ディスクドライブの項目にエラーが出ている場合は「ドライバの更新」を試してみましょう。

コネクタなどの破損確認

こちらはツールなどのチェックではありませんが、ケーブルなどが正しく繋がっていない可能性もありますので、接続部分が破損していないか確認してみましょう。
コネクタ部分の交換にははんだが必要になるので修理などは難しいですが、一度確認してみましょう。

復旧ソフト等を利用してデータの救出を行う

チェックディスクでフォーマットエラーから回復できない場合には、データ復旧ソフトを利用してデータの取り出しを行うという方法があります。

インターネットで検索すると、有料、無料のデータ復旧ツールがヒットしますが試すのであれば有料のソフトを購入しましょう。
有料のソフトであればそれなりの結果が出る事が多いですが、無料のソフトは無料なだけあり、精度が非常に悪かったり、無理な通電を行う事でメディアが物理的に故障してしまう可能性もあります。

また、データが破損し検出される場合もあり、その場合はソフトが正しくデータを認識できていないこともあります。
一般的に手に入るソフトでは当然限界もありますので、有料のソフトなどを購入される場合は十分に注意してください。

障害が発生しているメディアを無理に通電させることになるので、症状が悪化してしまったりメディアが壊れてしまったりとリスクは当然あります。

また、データを救出するにあたり覚えておいてほしいのは「復旧回数には限界がある」という事。

フリーソフトや市販されている個人で入手可能なソフトでは、復旧精度に誤差もあり、別のソフトを使用したりなど、何度もデータの復元作業に挑戦し続けると、メディアに負荷がかかり、状態の悪化や最悪の場合には保存されているデータが破損してしまい、二度とデータを復元する事が出来なくなってしまうという事もあります。

保存していたデータの内容によって費用対効果で考えるべきですが、お金をかけずにデータの復元をしたい・低価格でデータの復元をしたい為に自分でデータの復元作業を試みる場合「二度とデータが復元できなくなるかも」という事を考えてデータの復元作業を行ってください。

保存データの重要性が高い場合は個人での作業は控え、弊社のようなデータ復旧専門業者に相談していただいた方が安心かつ安全にデータの救出を行う事ができるでしょう。

・各OSフォーマットしますか?とエラー表示された場合の復旧・復元対処方法まとめ

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