
外付けHDDが転倒/落下し認識しない!こんな時の注意点と復旧方法
外付けハードディスクが転倒、落下し、データへのアクセスが困難になった場合の取り扱いには十分注意してください。
障害発生後の過度な通電や誤使用によりデータが破損し、復旧が困難になるご相談が増加しています。
このページでは、転倒、落下で認識しなくなってしまったHDDやSSDからのデータ救出方法を紹介しているページになっています。
HDDやSSDを転倒や落下させ認識しなくなった場合に注意すること
ケーブルを引っかけてしまったり、模様替えや引っ越し作業中に外付けHDDを転倒/落下させ、ハードディスクとして認識しない場合やハードディスクから異音が聞こえ、保存データが読み取れなくなった場合に「通電を行ってはいけません」
ハードディスクに衝撃を与えてしまい、データへのアクセスが困難になってしまった場合には、内部部品が損傷している可能性が高いです。
ただ損傷しているだけならまだしも、部品が外れてしまっていたり、中でプラッタに接触していたりする場合に通電を行うと、プラッタ部分に傷が付いてしまう可能性があり、傷が付いてしまうと傷が付いた部分のデータは二度と閲覧、使用する事は不可能となってしまいます。
また、場合によってはすべてのデータが破損してしまう可能性もありますので通電はやめ、専門業者に相談しましょう。
下記動画のように異音やピーピー、プープーなどの音がしている場合にはとても注意が必要となります。
目次
1-外付けHDDを転倒/落下させてしまった場合の注意点
2-外付けHDDを転倒/落下後の復元作業方法
3-外付けHDDが認識しない・異音がする場合は?
4-どうして個人で解体してはいけないのか
5-外付けHDDから異音がしない場合は?
6-絶対に解体しなければいけないの?
弊社でご依頼が多いHDD一覧
7-関連の記事・対処法など
外付けHDDを転倒/落下させてしまった場合の注意点
使用中・待機中問わず外付けHDDを落下させてしまった場合、障害の多くが外付けHDDに内蔵されているハードディスク自体の物理的故障(物理障害)が疑われ、ご自身でデータ復旧することは不可能となりますで、解体作業が行える復旧業者へご依頼いただく必要があります。
使用中の落下である場合、ハードディスク内部のプラッタは高速回転している状態であり、データの読み書きを行うため、読み取り部品のヘッドが可動している状況です。
そんな中、落下させたりするとヘッドの先端で非接触である磁気ヘッドがディスクに接触し、プラッタを傷をつけてしまったり、ヘッドが折れ曲がってしまったりといった破損、ヘッドクラッシュが起こります。
外付けHDDを転倒/落下後の復元作業方法
転倒/落下させた際データの復元が必要であれば、ヘッドクラッシュの可能性を考慮し電源を入れてはいけません。
仮に壊れた部品がプラッタに接触した状態で回転をさせれば、プラッタが削れてしまいますし、ヘッドが壊れていただけであっても、通常通り読み込みをしようとヘッドが稼働したことにより、ディスクに損傷を与えてしまうということは少なくありません。
読み取りヘッド部品の破損であれば、部品交換を行うことでデータ復旧の可能性はありますが、プラッタに傷がついてしまった場合、ディスク情報を検出することができなくなるため、破損部品の交換を行ってもデータ復旧することができなくなります。
・データ復旧の事例実績や流れUSB接続LAN接続ハードディスク
外付けHDDが認識しない・異音がする場合は?
落下させ通電された場合、シークタイムに時間がかかる、カチカチと異音が聞こえてきたり、シャーと擦れるような異音がしたり、モーターの回転が止まってしまうような症状が確認されれば、物理障害の可能性が極めて高く、解体作業が必要ですので無理な通電は止めて下さい。
「データを読み込みできるかもしれない」と電源を入れれば入れる程、データ復旧の可能性は低下し最悪プラッタに傷がつき、復旧自体不可能となる可能性が高くなります。
どうして個人で解体してはいけないのか
ハードディスク内部の部品が壊れてしまった場合、塵や埃の無いクリーンルーム内でなければ解体作業を行えず、互換性の合う部品交換をしなければデータ復旧の見込みはありません。
空気中の目に見えない塵や埃はハードディスクの内部ディスクにとって致命的ですので、間違っても通常環境下でハードディスクを開封してはいけません。
外付けHDDから異音がしない場合は?
落下させた場合であっても、部品が壊れていないケースもあります。
ですが、通電中に落下させたのであれば、磁気ヘッドがプラッタに接触する可能性もありますので、データを復旧したいのであれば、ただちにデータ復旧業者へご相談いただく方がいいでしょう。
はっきり言って、ご自身で作業をすればする程、データ復旧の可能性は低下します。
絶対に解体しなければいけないの?
実際にご相談/ご依頼を受け診断を行うと、部品交換をしなければ復旧できないケースが比較的多いですが、部品交換をせずにデータを検出できる場合も少なからずあります。
ご自身では判断しづらい障害状況ではありますが落下させてしまった場合は、物理障害を引き起こす可能性が高く、選ぶ業者によって費用差があるので御予算検討の上、依頼するデータ復旧業者を選びましょう。
弊社ではHDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績データ復旧実績もございますので、大阪・京都・兵庫だけではなく、全国のデータの復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。
弊社でご依頼が多いHDD一覧
落下、転倒等で認識しなくなったハードディスクからデータ復旧が可能だった成功事例とその他の事例をメーカー、型番毎に紹介していますのでお困りの方はご参考にどうぞ。
※リンク先は一部の成功事例を紹介させていただいております。
バッファロー社製のハードディスク
HD-LSU2Cシリーズ
HD-LCU3シリーズ
HD-LC1.0U3-BK
HD-LC1.0U3-WH
HD-LC2.0U3-BK
HD-LC2.0U3-WH
HD-LC3.0U3-BK
HD-LC3.0U3-WH
HD-LC4.0U3-BK
HD-CLU2/Nシリーズ
HD-CL500U2/N
HD-CL1.0TU2/N
HD-CL1.5TU2/N
HD-CL2.0TU2/N
HD-LBU3Cシリーズ
HD-LB1.0TU3-BKC
HD-LB1.0TU3-WHC
HD-LB2.0TU3-BKC
HD-LB2.0TU3-WHC
HD-CBU2シリーズ
HD-CB500U2
HD-CB500U2-WH
HD-CB1.0TU2
HD-CB1.0TU2-WH
HD-CB1.5TU2
HD-CB1.5TU2-WH
HD-CB2.0TU2
HD-CB2.0TU2-WH
HD-PCTU3-Bシリーズ
HD-PCT1TU3-BB
HD-PCT1TU3-BW
HD-PCT1TU3-BBJ
HD-PCT1TU3-BWJ
HD-PVU2/Nシリーズ
HD-PV320U2-BK/N
HD-PV500U2-BK/N
LS-HGLシリーズ
LS-H250GL
LS-H320GL
LS-H500GL
LS-H640GL
LS-H1.0TGL
LS-VLシリーズ
LS-V500L
LS-V1.0TL
LS-V1.0TLJ
LS-V1.5TL
LS-V2.0TL
LS-V2.0TLJ
LS-V3.0TL
LS-V3.0TLJ
LS-V4.0TLJ
LS-WXL/R1シリーズ
LS-WX1.0TL/R1
LS-WX2.0TL/R1
LS-WX3.0TL/R1
LS-WX4.0TL/R1
LS-WX6.0TL/R1
LS-WX1.0TL/R1J
LS-WX2.0TL/R1J
LS-WX4.0TL/R1J
LS-WX6.0TL/R1J
LS-WX8.0TL/R1J
アイ・オー・データ社製のハードディスク
HDCL-Uシリーズ
HDCL-U1.0K
HDCL-U2.0K
HDCL-U3.0K
HDPC-UTシリーズ
HDPC-UT500WB
HDPC-UT1.0WB
HDPC-UT500RB
HDPC-UT1.0RB
HDPC-UT500SB
HDPC-UT1.0SB
HDPC-UT500KB
HDPC-UT1.0KB
HDPC-UT500BRB
HDPC-UT1.0BRB
HDCR-Uシリーズ
HDCR-U500
HDCR-U1.0
HDCR-U1.5
HDCR-U2.0
HDCR-U500K
HDCR-U1.0K
HDCR-U1.5K
HDPC-AUシリーズ
HDPC-AU500KB
HDPC-AU750KB
HDPC-AU1.0KB
HDPC-AU500B
HDPC-AU750B
HDPC-AU1.0B
HDPC-AU500BRB
HDPC-AU750BRB
HDPC-AU1.0BRB
HDPC-AU500BLB
HDPC-AU1.0BLB
HDPC-AU500RB
HDPC-AU1.0RB
HDC-Uシリーズ
HDC-U160
HDC-U250
HDC-U300
HDC-U320
HDC-U400
HDC-U500
HDE-UJシリーズ
HDPD-AUTシリーズ
HDPD-AUT500WB
HDPD-AUT1.0WB
HDPD-AUT2.0WB
HDPD-AUT500W
HDPD-AUT1.0W
HDPD-AUT2.0W
HDPD-AUT500KB
HDPD-AUT1.0KB
HDPD-AUT2.0KB
HDPD-AUT500K
HDPD-AUT1.0K
HDPD-AUT2.0K
HDL2-AHシリーズ
HDL2-AH2.0
HDL2-AH4.0
HDL2-AH6.0
HDC-EUKシリーズ
トランセンド社製のハードディスク
StoreJetシリーズ
25M3 TS1TSJ25M3S
25M3 TS2TSJ25M3S
35T3 TS8TSJ35T3
300 for Mac TS2TSJM300
200 for Mac TS2TSJM200
25H3 TS4TSJ25H3P
25H3 TS1TSJ25H3B
25M3 TS500GSJ25M3
25H3 TS2TSJ25H3B
25H3P TS1TSJ25H3P
25C3 TS2TSJ25C3N
25H3P TS2TSJ25H3P
25MC TS1TSJ25MC
35T3 TS3TSJ35T3
25D3 TS1TSJ25D3
25C3 TS1TSJ25C3N
100 for Mac TS2TSJM100
25M3 TS2TSJ25M3
25M3 TS1TSJ25M3
25H3 TS3TSJ25H3P
35T3 TS4TSJ35T3
25M3 TS1TSJ25M3G
25A3 TS1TSJ25A3W
25D2 TS500GSJ25D2
25M3 TS2TSJ25M3G
25MC TS2TSJ25MC
25A3 TS2TSJ25A3K
25A3 TS2TSJ25A3W
25P TS750GSJ25P
25M3 TS1TSJ25M3B
25A3 TS1TSJ25A3K
25M3 TS1TSJ25M3E
エレコム社製のハードディスク
SGP-NX
SGP-NX005UBK
SGP-NX005UWH
SGP-NX010UBK
SGP-NX010UWH
SGP-NX020UBK
SGP-TV
SGD-NX
SGD-NX020UBK
SGD-NX020UWH
SGD-NX030UBK
SGD-NX030UWH
SGD-NX040UBK
SGD-TV
SGP-EX
SGP-EX005UBK
SGP-EX010UBK
SGP-EX020UBK
SGP-BP
SGP-BP005UBK
SGP-BP005USV
SGP-BP010UBK
SGP-BP010USV
SGD-EX
SGD-EX020UBK
SGD-EX030UBK
SGD-EX040UBK
SGD-BP
ELD-ERH
ELP-EKT
ELP-ZS
ELP-ZS005UBK
ELP-ZS005UWH
ELP-ZS010UBK
ELP-ZS010URD
ELP-ZS010UWH
ELP-ZS010USV
ELP-ZS010UGD
ELP-ZS010UBU
ELD-ERT
ELD-ERT010UBK
ELD-ERT030UBK
ELD-ERT020UBK
ELD-QEN
ELD-QEN030UBK
ELD-QEN010UBK
ELD-QEN040UBK
ELP-RED
ELP-RED005UWH
ELP-RED010UWH
ELP-RED020UWH
ELP-DB
ELP-ETV
ELP-ETV010UBK
ELP-ETV010UWH
ELP-ETV005UBK
ELP-QEN
ELP-CED
ELP-EKT
ELD-ETV
ELD-ETV010UBK
ELD-ETV010UWH
ELD-ETV030UBK
ELP-ETV020UBK
ELP-FED
ELP-EDV
ELP-ERT
ELD-CED
ELP-EEN
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