ハードディスク(HDD)とは
ハードディスクとは、磁性体を塗布した円盤(ディスク)を高速回転し、磁気ヘッドを移動することで、情報を記録し読み出す補助記憶装置の一種であり、HDD、ハードディスクドライブ、ハードドライブ、磁気ディスク、固定ディスク、Fixed Disk等と呼ばれ、JIS情報処理用語ではハードディスクとされている。
構造上、本来は回転するプラッタが磁気ディスクまたはハードディスクで、回転軸やモーターなどの駆動装置を含めた全体が磁気ディスクドライブまたはハードディスクドライブであるが、特に区別せず呼ばれることも多い。
また、ディスクが駆動装置やコンピュータ本体などに固定され、容易には着脱できないものが多かったために固定ディスクとも呼ばれる。
2013年頃から市場へ出回るすべてのハードディスクは、金属製の筐体でほぼ密閉されているため、密閉型ハードディスクドライブとも呼ばれている。
名称の歴史にはさまざまり、磁気ディスク記憶装置またはディスク装置と呼ばれていたり、コンピュータから見たアクセス特性によって磁気ドラムなども含めてDASDとも呼ばれていたが、これは直列記録方式であるテープと対比してのものであった。
柔らかいディスクを意味するフロッピーディスクが登場すると、その対比で硬いディスクを意味するハードディスクの名称が一般化された。
プラッタ(円盤)がアルミニウムやガラス等の硬い素材で作られていることからハードディスクドライブと呼ばれ、プラスチック製で柔らかいフロッピーディスクに比べると、はるかに大きい記憶容量を持ちアクセス速度も非常に高速である。
もともとメインフレームの補助記憶装置として利用されていたが、価格低下とともにパソコンからスーパーコンピュータに加え、DVDレコーダー、BDレコーダー、ゲーム機、カーナビ等でも用いられている。
ハードディスクドライブは構造上、使用過程においても故障する可能性が高く、永久品では無く消耗品として扱われているおり、外部からの衝撃や埃の侵入に弱く、磁気ヘッド損傷(ヘッドクラッシュ)を引き起こし、プラッタに傷をつけ致命的な障害を与えやすい。
また、経年変化でベアリングの摩耗を引き起こし機器部品の劣化により読み書きの障害が発生する恐れがある他、何の前触れも無く動作不能に陥ることも少なくはない。
こうした障害の発生頻度を低減させるため、装置に加わる衝撃を緩和させる構造や、ヘッドを安全な位置へ退避させるリトラクト機能等といった装置改良がおこなわているに加え、障害発生時のデータ喪失を未然に防ぐための健康度を検知し障害回避に役立つS.M.A.R.T.や、冗長化を行うRAIDといった技術が普及している。
また、ハードディスクは1台で大容量を利用出来るため、利用方法に合わせて内部を保存区画(パーティション)に分割ができ、個々の区画を別々のOS(オペレーティングシステム)で利用することも可能である。
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