USB接続ハードディスクにおける論理障害、物理障害
ハードディスクが認識しない原因は、物理と論理の両方が考えられ、使用環境や使用頻度による経年劣化、HDD作動中または移動などによる衝撃、電源ショートなどのトラブルによるきっかけなどで、ハードディスクが認識できなくなります。
USB接続である外付けHDDの場合は、WindowsなどのOSから認識されないだけで、ハードディスク自体は物理的に認識されている事もあり、この様なケースのハードディスクも物理と論理の両方が考えられます。
・メディアがパソコンで認識されない、アクセスできない
目次
1-内蔵、USB接続ハードディスクの物理と論理の判断基準
1-1-異音
1-2-異臭
1-3-熱
2-USB接続ハードディスクからデータを復元させるには
3-USB接続ハードディスクのデータ復元ができなかった場合
関連の記事・対処法など
内蔵、USB接続ハードディスクの物理と論理の判断基準
判断基準は細かな診断が必要であるためこれから紹介する内容はあくまでも簡易的な基準と考えていただき、同内容だからといってその内容通りの状態になっているとは限りません。
より詳しく実際におこっている状態を正確に知りたい方は、下記の確認作業は一切おこなわず弊社までお問い合わせください。
異音
ハードディスクの内部が物理的に壊れていると、「カチカチ」「カンカン」といったような異音がします。
この異音はデータを読み書きする部品であるヘッドの動作が原因であり、無理に通電を行い続けるとヘッドの先端である磁気ヘッドとプラッタ(ディスク)が接触し、ディスクに傷を付けてしまいメディア損傷となります。
ハードディスク内部からの音が大きい場合や金属が擦れているような場合は直ぐに電源を切ってください。
ですが、正常な状態でも音は発生するもので、必ずしも故障という訳ではありません。
正常時の起動音なのか、ヘッドクラッシュによる音なのか、判断するには経験が必要となります。
異臭
焦げ臭いようなにおいがする場合は、物理障害である可能性が高いです。
ハードディスクには必ず基盤が付いており、外側にチップがあるものや内側にチップがあるもの、メーカーや型によって異なりますが、異臭の原因は各チップの損傷または基盤回路のショートによるものが多いです。
異臭や発煙がみられましたらそのままの通電は絶対に避け、直ぐに通電を切るようにしてください。
そのまま通電をしつづけると発火し火事の原因に繋がります。
熱
ハードディスクのモーターが主な発熱原因なのですが、チップ損傷している場合チップそのものが熱くなります。
指先や手のひらでチップを触り、熱いなと思う程度であれば問題ありませんが、触れない程熱い場合は損傷している可能性が高いです。
チップを確認される際は非常に熱くなるので気を付けて確認してください。
物理障害と論理障害は症状が似通っている部分もあり、明らかに挙動がおかしいものや異臭がする場合を除き、ただ通電させてみただけでは判断が難しいものがあります。
USB接続ハードディスクからデータを復元させるには
物理的に壊れてしまっている場合は、壊れた部品を交換しなくてはならないため、個人で対応するには限界がありますが、システムエラーなどの論理障害であれば個人でも復元させる事は可能です。
データを復元させるにはまずデータ復旧ソフトが必要となるのですが、無料のフリーソフトや市販されているソフトがあるので、まずは無料のフリーソフトや市販ソフトのお試し版で試してみましょう。
ソフトによっては使い勝手が良いもの悪いものがあるので、自分にあったソフトを選ぶ必要があるのですが、利用するソフトがどこまで対応しているのかも選ぶ基準となります。
ただし、ハードディスクがパソコン上で認識していなければ、データ復旧ソフトを起動させても解析先のHDDを、見つけることができないためデータ復元そのものが出来ません。
データの修復が可能であった場合は、直ぐにデータの復元を行ってください。
USB接続ハードディスクのデータ復元ができなかった場合
データ復旧ソフトを試す環境(パソコン)によってはソフトで復旧できない場合があります。
また、ハードディスクが物理的に壊れているのではなく、技術的に手を施さなくてはならない場合も考えられるため、個人での復旧作業は諦めデータ復旧業者へ依頼するか問い合わせてみましょう。
メーカー製品の場合まずはメーカーサポートへ連絡される方もおられますが、メーカーの保証は製品保証であって保存データの保証は一切ありません。
よって、メーカーサポートへ依頼されても、製品が使用できる状態で戻ってきますが、データが戻ってくることはないので注意です。
・データ復旧の事例実績や流れUSB接続LAN接続ハードディスク
データ復旧業者はたくさんありますが復旧費用が全く異なるので、電話やメールで問い合わせし条件の良いところを選びましょう。
弊社ではHDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績データ復旧実績もございますので、大阪・京都・兵庫だけではなく、全国のデータの復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。
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