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RAID修復 各RAIDのデータ復旧方法と危険性

3Aデータ復旧スタッフブログ

複数台のハードディスクを組み合わせることで、1台のハードディスクとして運用し、安定性を向上させる技術のRAIDには、それぞれ特徴があり、高速化を重視したRAIDから、リビルドなど再構築する事で修復が行えるRAIDまで幅広く存在します。
しかし、一部RAID構成を除き複数台のHDDに分散してデータを書き込んでいるため、トラブル発生時のデータ復旧はより高度で難しく、対応を誤るとデータ消失の危険性が高くなるのも事実です。

【各RAIDの特徴と使用容量の計算】

RAIDには目的別に機能の異なるレベルが存在します。
主に使用されているRAIDレベルの特徴と速度/保護性能

レベル 特徴 速度性能 保護性能
RAID0 高速性能のみを重視
RAID1 保護性能のみを重視
RAID5 高速/保護性能を兼ね備える
 RAID1+0 高速/保護性能を兼ね備える

RAIDは組み方によって使用容量が変わり、それぞれ機能が異なります。
使用容量の計算
※250GB×4台構成で計算しています。
RAID0
データを4つのドライブに分散して書き込むため高速に記録が可能です。
パソコンからは4つのドライブの合計の容量の1台のHDDとして認識されます。
使用容量は約1.0TB

RAID1
データを保存する際、同時に2つのドライブに同じデータを記録するため、同容量のドライブが2つ存在することになります。
ドライブが破損しても交換により復旧が可能です。
パソコンからは2台につき1つのHDDとして認識されます。
※4台のドライブを搭載した場合、2台分として認識
使用容量は約250GB×2

RAID5
データからパリティ(誤り訂正符号)を生成し、データとともに複数のドライブに分散して記録します。
4つのドライブの内どれか1つ破損しても、ドライブ交換することでパリティ内の情報から復旧が可能です。
パソコンからはドライブ3台分の容量の1台のHDDとして認識されます。
使用容量は約750GB

RAID1+0
RAID1とRAID0を組み合わせて、高速性と耐障害を両立したレベルです。
2つのドライブに同じデータを記録するミラーリングを2組作り、更にその2組を分散してデータを記録するストライピングにする事で、パソコンからはドライブ2台分の容量の1台のHDDとして認識されます。
使用容量は約500GB

【RAID使用中にトラブルが発生した場合の注意点】

RAID修復方法で特に多い下記4項目ですが、対応方法を誤ると取り返しのつかない状態となり、修復するつもりが逆に状態を悪化させる危険があるため注意が必要となります。
・リビルド再構築はしない
・ハードディスクの入れ替えはしない
・ハードディスクを単体起動させない
・RAIDカードの入れ替えはしない

なぜこの4項目に注意が必要なのか詳しくまとめたRAID障害時、注意すべき4つのポイントでその危険性をご覧ください。
特に注意して頂きたのがリビルド再構築の危険性

RAID0以外で使用中のRAIDはハードディスク1台(RAID6は2台)が故障した際、新たにハードディスクを入れ替えリビルド再構築する事がRAIDの一般的な使用方法とされています。
しかし、RAIDの特性上HDDメーカーを合わさず別途購入し、自作して使用されている場合は除き、完成製品として市販されている物を使用している場合、内蔵されているハードディスクの型番や容量が同じとなり寿命もほぼ同じである事が多いです。
この同じ寿命が問題で1つのハードディスクが故障し、リビルド再構築を行っている最中に別のハードディスクが故障し、正常にリビルド再構築できなるなるケースが多く報告されています。
RAIDを使用されている場合に多いトラブルが、リビルド再構築やHDDの入れ替えの際に発生する事が多く、再構築中に他のハードディスクに異常が発生すると、正常に処理が完了しないどころかデータ消失にも繋がるとても危険性のある作業となります。
※製品によってはハードディスクを入れ替えるだけで自動的にリビルド再構築がかかります。

【RAIDのデータ復旧方法】

データ復旧方法は色々とありますが、RAID製品に関しては方法は限られます。
まず、データ復旧ソフトなどを利用する場合、通常のハードディスク復旧とは異なり、複数台を1つにまとめているため、各ハードディスクを一つにまとめるシステムが必要となります。
RAIDを対応しているデータ復旧ソフトでは、当然このシステムが備わっているのですが、汎用性が低いソフトも存在しているため、誤った方法で組み合わせたりしている内に、ハードディスク自体が損傷または破損し、データ復旧が行えないケースがあります。
基本的に不具合を起こしたハードディスクが原因でRAID崩壊を起こしている場合は、上記での述べているように同等の寿命となるため無理な通電が別HDDの致命傷となってしまいます。
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この記事を書いた人
技術スタッフ

前職を含めデータ復旧歴15年、年間1000件以上お客様と直接ご対応させていただいております。趣味はパソコンいじりとガジェットニュースを読むことです。

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