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【対処方法】RAID1のLinkStationがエラーランプが点滅し、アクセスできなくなった【リビルド】

ネットワーク対応HDD 3Aデータ復旧スタッフブログ

HDD2台構成LinkStation

HDDが2台搭載されているBUFFALO社のLinkStationは、RAID構成が可能であり、購入時の初期出荷状態は、RAID0(ストライピングモード)になっている製品があります。

HDD2台構成のLinkStationの場合、RAID構成は2種類のモードが対応しており、それぞれに特化した特徴があります。

RAID1とは?

2台構成のLinkStationで可能なRAIDには、RAID1というRAID構成があります。

RAID1という設定は、ミラーリングモードというRAID構成であり、2台のHDDに対し同時に同様のデータを保存していく自動バックアップのような機能となっています。

そのため、HDDの大容量化ということではなく、耐故障性に備えたRAID構成です。

ハードディスクは回転物であり、いつ故障するかわからない消耗品の1つですので、突然HDDが故障してしまうということは少なくありません。

突然故障してしまった場合、保存していたデータを取り出すことができなくなってしまいますが、RAID1の場合2つのHDDに同時に同様のデータを保存しているため、1台が壊れてしまっても片方のHDDがあるため、そちらからデータを読み書きすることができます。

もしもの故障のために備えた安全策として、RAID1はお勧めのRAID構成です。

RAID0とは?

初期状態のRAID0というRAID構成はストライピングモードという状態であり、2台のHDDを1台のHDDとして利用し、大容量化と記録の高速化に優れています。

通常の外付けHDDや1台構成のLinkStationの場合、1台のHDDに記録するため、2台構成のLinkStationの場合、2台のHDDにデータを分割して保存していくため、1つのデータを読み書きする場合、1台あたりのHDDに1/2ずつ読み書きします。

HDDにかかる負担を考えれば、データの読み書きを高速化できるということです。

また、2つのHDDを1台のHDDとして認識させ、データを分割して保存していくため、データ保存ができる領域も効率よく使用することができ、大容量化が可能となります。

RAID0(ストライピング)というRAID構成は、大容量化と高速化のRAID構成であり、大容量化と高速化を求める方にはおすすめのRAID構成となっております。

対処とリビルドの危険

RAID0でもRAID1でも結局のところ、HDDが故障してしまえばエラーが発生し、HDDにアクセスできなくなったり、エラーランプが点灯し、認識しなくなることがあり、その場合はLinkStationの修理やデータ復旧作業が必要となる場合があります。
データ復旧の事例実績や流れRAID崩壊リビルド失敗RAID(レイド)
RAID0は2台のHDDを1つのHDDとして動作しているため、1台でも故障してしまった場合はRAID構成が崩壊してしまい、データの取り出しはデータ復旧作業が必要です。

RAID1の場合は、2台のHDDが同時に壊れてしまわない限り、どちらか片方のHDDが正常に動作をする状態であれば、故障したHDDを交換し、リビルド(再構築)をすることでRAID1の機能を復旧することができることがあります。

正常にRAID1(ミラーリング)の再構成が可能な場合があるので、RAID1で利用していた際はエラーランプが点灯した場合、そのまま継続して使用せず、HDDを交換しRAID1のリビルド(再構築)を検討しましょう。

どちらのHDDも壊れてしまえば、ミラーリング設定をしていた意味がなくなってしまいますので、エラー発生の場合は速やかにRAID1の再構築作業を実施し、LinkStationの修復を行いましょう。

ただし、RAID障害時、注意すべき4つのポイントでも紹介しているように、リビルド作業はリスクがあり、手順を間違い再設定したり、制御基板が故障していたりと、人為的や判断が難しい場合があります、このような状態でリビルドを開始するとデータが消失する危険があります。

また、同時期に製造されているハードディスクを内蔵しているので、片方が壊れたのであればもう片方も寿命が近い可能性があり、リビルド作業による負荷で正常であったハードディスクが、壊れてしまうケースも少なくはありませんので、リビルドは絶対に大丈夫と過信してはいけません。

リビルド以外でデータを取り出す

上記内容を見て頂いた方の中にはリビルド作業によりデータ消失してしまう可能性があるため、リビルド作業をおこなうよりも安全にデータを取り出す方法は無いかと考えられた方もおられると思います。

リビルド作業をおこなわずデータを取り出す方法は、弊社のような復旧業者を利用するかデータ復旧ソフトを利用する他ありません。

個人の作業でデータを復旧させるにはデータ復旧専用のソフトウェアが必要になるのですが、このソフトウェアはインターネットで検索することで数多くのソフトが出てきますが、どのソフトでもいいわけではなく、LinkStationのようなLAN接続製品で採用されている、ファイルシステムが対応している復旧ソフトでなければなりません。

主にLAN接続で採用されているファイルシステムはXFSが使用されており、LinuxOSをパソコンに導入すればデータ復旧ソフトを利用しなくても、データへアクセスがおこなえる場合もありますが、アクセスができなくなっている状態のハードディスクですので、Linux系OSを導入しても全く意味がないことの方が多い傾向にあります。

ご自身でデータ復旧作業をおこなわれる場合は必ず、対応しているファイルシステムを調べることと、少しでもハードディスクの状態や挙動に異変があると感じられたら、復旧作業を直ちに停止しハードディスクの電源を切り、データ復旧のプロである弊社までお問い合わせください。

弊社ではHDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績データ復旧実績もございますので、大阪・京都・兵庫だけではなく、全国のデータの復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。

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