停電による障害
予期せぬ停電の後LinkStation(リンクステーション)にエラーが発生し、アクセスできないという障害は多く、エラーを示すランプが点滅したり、通常通り点灯しているにも関わらず、メディアがパソコンで認識されない、アクセスできないなどの障害があります。
急に電源が落ちたわけですから、少なからずハードディスクや制御基板などに負担はかかっています。
今回は落雷、ブレーカー落ちにより故障してしまったリンクステーションからデータを取り出す方法をご紹介します。
目次
1-LinkStationを簡単に直す方法は?
2-リンクステーション取り扱いの注意点
3-個人でデータ復旧を行うには
4-データ復旧費用って高いのでは?
5-メーカー修理やメーカーサポートでの対応は?
関連の記事・対処法など
LinkStationを簡単に直す方法は?
この時メーカーへ問い合わせると、多くの場合は「電源やケーブルをつなぎ直す方法」を指示されます。
軽度の障害であれば電源を入れなおしたり、LANケーブルを接続し直す方法で、簡単に障害が解消され停電前のようにリンクステーションが使用できる場合もありますが、停電の影響で制御システム破損、筺体基盤が破損していたり、最悪のケースになると内臓のHDD自体が破損し、簡単に直すことが難し場合も多々あります。
リンクステーション取り扱いの注意点
ハードディスクが破損したり、制御システムが破損した場合、繰り返し電源を入れ直すことが原因で、ハードディスクの状態が悪化し、物理的にハードディスクが壊れてしまう恐れがあるため、電源の入れなおしやケーブルの接続をし直す作業は、最低限(1~2回程度)で行った方が賢明と言えます。
電源投入作業を繰り返した事が原因で症状が悪化し、HDDが物理的に壊れてしまった場合、部品交換などの物理的措置が必要となるため、データ復旧ができる可能性も低くなりますし、復旧費用も高くなってしまします。
LinkStation内のデータが重要であればあるほど、電源をつなぎ直したり、状態回復作業をしがちですが、データを復旧したい場合はただちに作業を止め、データ復旧することをおすすめします。
LAN接続ハードディスクは外付けHDDのデータ復旧と同じく、初期の状態であれば修復の可能性が高かく、弊社ご依頼統計として外付けHDDより、LAN接続ハードディスクの方が復旧率が高い傾向となっています。
個人でデータ復旧を行うには
個人でリンクステーションからデータを取り出すにはデータ復旧ソフトを利用しなければなりません。
データを復旧させるソフトウェアにはいろいろな種類がありますが、LinkStationのようなLAN接続製品つまりNASの場合、USB接続やパソコン内蔵HDDとは異なるファイルシステムを採用し運用しているので、NASが対応している復旧ソフトでなければデータの復旧がおこなえません。
LAN接続製品であるNASのファイルシステムはLinux系OSのXFSが採用されており、XFS以外にもext2、ext3、ext4といったファイルシステムを採用されていることもあるため、まずはどのファイルシステムを利用し運用していたのかを確認しなければなりません。
復旧ソフトによっては接続されているドライブのファイルシステムを表示するものがあるので、まずはファイルシステムが表示されるソフトを導入し、復旧対象となるドライブがどのファイルシステムで運用されていたのか確認をおこなってみましょう。
ファイルシステムさえ分かれば後はそのファイルシステムに対応しているソフトウェアを用意し、データの解析をおこなうことでデータの復旧が完了となります。
ただ注意点として理解していただきたいのが、必ずしも復旧ソフトでデータの取り出しが出来るという訳ではありませんし、作業をおこなったことで状態が悪化してしまうことも少なくは無いため、どうしてもデータが必要である場合は個人での作業は避け、まずは復旧業者へ問い合わせ見解を聞いてみるのも一つの方法となります。
データ復旧費用って高いのでは?
上記でも説明しているようにLinkStationのデータ復旧は、USB接続の外付けハードディスクや内臓のハードディスクと違い、ファイルシステムや構造が異なりますので、エラーが起きたからと言って直接パソコンに接続しても、通常認識することは無く場合によってはフォーマットを促すエラーが複数表示されることもあるため注意が必要となります。
また、LAN接続ハードディスクのファイルシステムはXFSであるため、復旧業者の多くは「LAN接続ハードディスク」と「外付けハードディスク」の復旧費用が異なっており、復旧費用も外付けHDDより割高に設定され、ハードディスクが物理的に壊れていれば更に復旧費用は高くなってしまいます。
しかし、弊社の復旧費用を見ていただければお分かり頂けますように、LAN接続HDD/USB接続HDDの差別化は行っておらず、完全成功報酬制かつ固定料金にてご対応しておりますので、他社と比較して頂ければ安価で復旧サービスをご利用いただけます。
メーカー修理やメーカーサポートでの対応は?
メーカー修理サービスも行ってはいるのですが、あくまでメーカーは製品の保証をしてくれるだけですので、リンクステーションの修理は対応してくれますが、保存していたデータ復旧は残念がながらサポート対象外となり対応してくれません。
また、データ復旧業者を紹介してくれる場合もありますが、仲介しているため復旧費用は決して安くありませんので、データ復旧業者はご自身でお調べ頂き依頼する方が費用面で損はないと思います。
・データ復旧の事例実績や流れUSB接続LAN接続ハードディスク
データは必要なく、リンクステーションの修理を希望するのであれば、メーカーへ依頼しましょう。
弊社ではHDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績データ復旧実績もございますので、大阪・京都・兵庫だけではなく、全国のデータの復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。
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