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ハードディスクから小さな異音がしていて認識しなくなってしまった時の故障原因と対処法

3Aデータ復旧スタッフブログ

外付けハードディスクや内蔵のハードディスクでは、経年劣化によりモーターの回転音がやや大きくなったり読み込みが遅くなったりする場合があります。障害の内容によっては、ブザー音のような電子音が発生したり、「カチカチ」「カチャンカチャン」とハードディスク本体内部で異音が発生する場合がございます

ハードディスク内部から小さな異音が発生し、ハードディスクがパソコンで認識できなくなってしまうケースでは、症状はどのようになっているのかなどの問い合わせも少なくなく、症状からご判断する事からご自身でご確認できる方法をご案内いたします。

【HDDから異音が発生する症状】

外付けハードディスクをパソコンに繋いだ時や、パソコン本体を立ち上げた時に異音が発生して正常に動作が確認できない場合や、データの取り出しが行えなくなってしまう場合の症状について。

電子音が鳴っている

ピーー・ピーー」と電子音がハードディスクから鳴っている状態は、ハードディスク内部のモーターが止まっている状態等で、警告音が発生している状態となります。モーターが正常に動作しなくなっている状態では、磁気ヘッドがプラッタ部分に接触し、モーターの回転が行えない状態となります。ハードディスク側での制御が掛かりモーターが止まっている状態である為、外的要因での内部損傷の可能性が極めて高い症状となります。

ハードディスクからの電子音(ビープ音)はごく微量の音で聞き取り辛い場合がございます。通電時に筐体に耳を当て、「ピーピー」と音が鳴っていたり、モーターの駆動音以外の音が発生しているかどうかご確認ください

擦れているような異音がしている

カチカチ」「カチャンカチャン」とハードディスクを接続した際やパソコンを立ち上げた際に異音がしている場合、スイングアーム磁気ヘッドの損傷・不具合が発生している可能性が高いです。異音が発生している状態でもモーターの回転(HDDが駆動)している場合、早急に通電はお止め頂き弊社復旧サービスまでご相談ください。無理に通電を行い続けるとプラッタに傷が付き、最悪データの取り出しが行えない状態まで悪化する可能性がございます


また、特定の動作時に異音が発生する場合も同様に、データの取り出しが困難な状況での通電はお控えくださいませ

異音がした後動作が止まる

正常に動作しなくなったハードディスクでは、異音が発生した後動作が停止してしまう症状もあります。スイングアームの動作不良や磁気ヘッドプラッタに当たっている等の症状では、通電時に一度動作するものの途中で停止する事がございます
この場合、通電はお止め頂きデータ復旧をご希望の場合は高度な作業にてご対処する可能性が高く、ご自身での復旧はほとんどの場合が難しい作業となります

【異音が発生する故障原因】

ハードディスクの異音が発生する原因は様々ですが、転倒や落下等の衝撃で発生する場合もございますし、普段通りに使用していたとしても発生します。
通電している最中に強制的に再起動が掛かりハードディスクに障害が発生したり、大容量のデータを書き込んでいる最中にフリーズしその後認識しなくなったり、異音が発生したりします。

ハードディスクの障害に対応するには、定期的にバックアップをお取りいただき、備えて頂く他ございません。障害が起こりにくくすることは出来ても、精密機器ですので100%壊れないハードディスクはございません。

特にご依頼品の中でも多いのが、落下による衝撃での不具合となります。落下時に通電を行っている状態だと、磁気ヘッドスイングアーム部分での故障の原因となり易く、ハードディスク本体での不具合や、接続部分の破損の原因となります。

【外付けハードディスクの取り扱い】

ハードディスクは精密機器です。ハードディスク自体、衝撃や熱に弱く、普段ご使用されている環境により不具合が発生する可能性もございます

ポータブルハードディスク

内蔵HDDはほとんどが2.5インチのハードディスクとなります。特に排熱機構が筐体にはないものが多く、接続し続けている状態でハードディスク本体に熱が籠り悪化の原因となります。また、持ち運び時の衝撃や落下等で故障や不調の原因となりますのでご注意ください。

製品によっては、衝撃に強いハードディスクや、防水防塵などに特化した筐体も販売されているので、ご使用環境に合わせてご購入のご検討を頂けれと思います。

据え置き型HDD

内蔵HDDはほとんどが3.5インチのハードディスクが多く、筐体に排熱機構(外部筐体に空冷ファン等)があり熱による不具合は起こりにくい製品が多いです。ですが、ハードディスク本体周りに物が多く排熱が十分にできていないと、筐体内に熱が籠ってしまい故障の原因となってしまうケースもございます。
また、転倒してしまったり接続したまま移動して不具合が発生したりと衝撃での故障や不調になる傾向にあります

どのタイプのHDDでも異音が発生してしまう構造となりますので、ご使用の際は十分にご注意いただければと思います。
USB接続タイプのHDDでは、接触不良によりHDDからエラーメッセージが表示されたり認識しなくなってしまう可能性もございますが、異音が発生してしまった場合は通電をお控え頂き弊社復旧サービスまでご相談くださいませ。

【HDDのエラーメッセージ一覧】

通電時にこのようなエラーメッセージが表示される場合、適切な対処を行うことでデータの破損なくお取り出しする事が可能です。
異音が発生しているハードディスクでも認識している事やエラーメッセージが表示される場合は、なるべくお早めにバックアップをお取りする事をお勧めします。

フォーマットする必要がありますと表示される。
巡回冗長検査(CRC)エラーと表示されハードディスクからデータの閲覧、読み込み、取り出しが行えない。
I/Oデバイスエラーと表示される。
パラメーターが間違っていますと表示される。
ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができませんと表示される。
メディアがパソコンで認識しない状態でエラーメッセージが表示すらされない。

【異音が発生しているHDDからデータを取り出す方法】

まず初めに、ハードディスクから異音が発生している状態であってもデータの取り出しがご自身で行える場合、早急にバックアップを出来るだけお取りください。異音が発生している状態で通電を行い続けると症状が悪化し最悪全てのデータのお取り出しが困難になってしまう事もございます。

パソコンでの認識が行えない、又はハードディスクから異音が発生して止まってしまう等の場合、高度な復旧作業を要する可能性がございます。ご自身で復旧作業を実施される方の多くはデータが取れない状態での通電を何度も繰り返して症状が悪化してしまい、復旧が困難な状態に陥るケースが多いです

ご自身での作業に少しでも不安がある場合は、お気軽に弊社データ復旧サービスにご相談ください。
ハードディスクの状態の調査・解析を執り行い、復旧が可能かどうかご判断致します。

BuffaloアイオーデータHITACHI製の内蔵HDDウェスタンデジタル等様々なメーカー機種でも復旧のご対応を致します。ご使用年数がかなり経過し本体保証期間が過ぎてしまっているハードディスクであっても、復旧を行っておりますのでご安心ください。

【弊社の復旧事例】

バッファローやトランセンド等様々なハードディスクの復旧を行っております。物理障害が発生しているハードディスクでも安価で復旧を行っておりますので、まずはご相談いただきデータの復旧が可能かどうかご診断を執り行います。

バッファロー

HD-PCT1TU3-BWJ ・HD-PV320U2-BK/N ・LS-H250GL
HD-CB1.5TU2 ・HD-CB500U2 ・HD-LB1.0TU3-WHC

アイオーデータ

HDCL-UTE ・HDPF-UT ・HDC-AET3.0K
EX-HD3EL ・HDCL-UT2.0KC ・HDL-CE

トランセンド

TS4TSJ25H3B ・25M3 TS2TSJ25M3S ・200 for Mac TS2TSJM200
25A3 TS1TSJ25A3W ・25M3 TS1TSJ25M3G ・25H3 TS3TSJ25H3P

【まとめ】

ハードディスクから異音が発生し認識しなくなっていたり、データの読み込みが難しい状態になってしまった場合、弊社データ復旧サービスまでお気軽にご相談くださいませ。外付けハードディスクから異音が発生している原因の調査を行い、適切な方法で復旧作業を行うことでより安全にデータの取り出しを行います。

異音が発生している場合ハードディスクの内部の損傷の可能性もあり、磁気ヘッドやスイングアーム部分を解体し取り換えを行う作業を伴う場合がございます。一度解体作業を行っている状態のハードディスクでもご診断し復旧が可能かどうかのご判断を行いますので、ご相談いただければ幸いです。無理に解体を行ったりハードディスクに負荷がかかる作業を実施されますと状態が悪化し最悪データが破損してしまいお取り出しが困難になる可能性もございます

ご自身で、データの取り出しが行える場合は、早急にバックアップをお取りいただき、不調のハードディスクのご使用はお控えください。異音が発生している状態で、無理に通電を行いすぎると、ハードディスクの状態が悪化し最悪データ破損に繋がる危険性がございます。

異音が発生しているハードディスクの状態によっては、ハードディスク本体を開封・解体し高度な復旧作業を要する可能性もあり、ご自身での復旧が困難な場合や、復旧に自信がないと言った方は、お気軽にご相談くださいませ。

ご自身で、ハードディスクのご確認を行った際にデータの取り出しが少しでも行える場合は、バックアップを出来るだけお取りしてからご相談いただく事も可能です。

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