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ハードディスクやSSDの寒暖差による故障や不具合・対処法について

HD-LC3.0U3-BK 3Aデータ復旧スタッフブログ
HD-LC3.0U3-BK

普段パソコン使用している外付けハードディスクが突然認識しなくなったり、動作が重くなったり、パソコン画面がフリーズしてしまう事が多々あります。
特に夏場に使用しているRAID筐体や内蔵のハードディスクが熱を発し、不具合となる事もございます。

ハードディスクはどのような環境で使用するのが一番良いのか。」「適正な室温状況で使用していれば不具合は起きないのか。」等、精密機器を使用するにあたり、特に気にせず使用しているのも現状です。

【熱によるHDDやSSDの不具合】

ハードディスクは通電を行うと、モーターが回転し熱を生じますが、気温の高い時期に特に対処をせずご使用していると、ハードディスク自体の温度が上昇し劣化が早まってしまう危険性があります
外付けHDDやパソコン本体にファンがございますが、通気口に埃等が付着しハードディスクやパソコン本体の中の温度が冷やされず、高温状態になっている可能性もございます。
ハードディスク本体の温度が40℃を越える状態でご使用をし続けると、内部の劣化や状態によっては、本体の故障の原因となります。
ハードディスクは主に50℃SSDでは70℃が限界の温度だと言われておりますが、通常ご使用している中でこれほどまでに高温になる事はまずありません。

ハードディスクやSSDに高負荷がかかり、適正温度を越えてしまっている場合は、作業を一度中断しメディアを冷やす事をお勧めします

また、逆に室温が3℃以下の環境で使用している状態だと、電源部分(基板等)で正常動作が行えずパソコンがフリーズしてしまう事もあるようです。
メーカーでの推奨として5℃以上と設定されていることもあり、ハードディスクSSDを使用する際はご注意下さい。

ハードディスクから熱が出る原因

ハードディスクは、通電時にモーターが回転し、読み書きを行う際にスイングアーム磁気ヘッドが動作してデータと書き込むため、高処理を行う場合や起動時に負荷がかかり熱が上がりやすくなっております。
特に、動画のエンコード処理(書き出し等)や複数のファイルを同時に書き込む作業を行っていると高温になりがちですのでご注意ください。

SSDも同様に書き込みや読み込みの負荷により発熱し高温になる危険がございます。ですが、HDDに比べ熱での不具合はそれほどなく、通常使用している状態ではあまり不具合はない物と思われます。

高温多湿による環境下でのご使用を避け、安全にご使用いただくと共に、こまめなバックアップを推奨します。

【RAID筐体は夏場に弱い?】

RAIDの筐体やハードディスクを複数台併設するサーバー等、夏場気温(室温)が高い状態で長時間駆動しているとハードディスク本体に不具合が生じてしまう事がございます
【熱によるHDDやSSDの不具合】でも記述いたしましたが、ハードディスク本体の温度が上昇する環境下でご使用し続ける事は大変危険です
ご家庭でご使用されている、RAID筐体が高温になっていたり内蔵HDDが高温になっている状態のままご使用し続けるのは避けた方が良いでしょう。

また、RAID筐体ではケース部分にも電源装置が内蔵されているものも多く、寒暖差等にご注意いただきご使用いただければと思います。

【ハードディスク本体が熱くなった時の対処法】

まずは、ハードディスクを冷やす事を実施しましょう。
ハードディスクの書き込み処理や動作を行っている場合、処理の完了か作業を中断し、適正に電源をお切り頂いて時間を置き自然に熱を冷ますことも有効です
また、ファンや本体周りの改善も見直す必要があるかもしれません。

どうしても作業を行う際にハードディスクに負荷がかかってしまう事が多く熱が発生しやすい環境だと、強力な空冷ファンの換装や外部冷却でのご対処を頂ければと思います。

デスクトップパソコンの冷却ファン

ファンの換装に関しましては、ご使用環境に合わせてお選びください。
ファンの種類は多く、最大風量ノイズレベル(音)サイズ等でお選びいただく形となります。

ファンの性能が良ければそれだけ冷却もスムーズに行えル状況になり、ハードディスクや内部の温度を正常に保つことが出来ると言えます

【強制的に電源を落とす行為は大変危険です。】
ハードディスクの不具合の多くは、通電時のケーブルの抜き差しによるファイルシステムの破損や、強制終了などでシステム側でのトラブルが多く、強制的に電源を落としたりシャットダウンする事はお勧め致しません。必ず、処理が完了しているかをご確認し、安全なお取り外しを実施して下さい。

また、急冷してしまうと寒暖差により結露が発生し、基板やその他装置に故障が発生する危険もございますので、なるべくゆっくり熱を取る方法を実施下さい。

【HDDを使用する際の適正な室温】

ハードディスクは約35℃~45℃の間で使用する事で正常に動作するので、室温では20℃~30℃の環境下でご使用するのが適切な温度となります。
一概にこの温度でなければ駄目という訳では無く、ご使用に関する保証や劣化の進み具合等が高温な環境では異なってくる事となります。
通常4年~6年程使用できるハードディスクですが、高温多湿な環境では劣化による故障リスクが上がります。

猛暑にエアコンも入れずパソコンで高処理をし続けると、ハードディスクへの負担が大きく不具合が発生しやすい状態だと言えます。
ただ、ハードディスク自体精密機器ですので、どのような状態であったとしても不具合は発生します。正常にご使用いただけている間にバックアップをお取りして置く事もハードディスクを使用する上では重要だと言えます。

【HDDのエラーメッセージ一覧】

ハードデイスクに不具合が出ると、接続時にエラーメッセージが出てデータの取り出しが行えなかったり、データの確認が行えなくなる状態がございます。この場合、ハードディスクのご使用を避けなるべく通電を行わないようにしてご保管ください。無理に通電し続けていたり、ご自身で復旧作業を試みようとして状態が悪化してしまう危険性もございます。

ハードディスクのデータ復旧では、フリーソフトで実施をされるお客様の多くおられますが、状態が悪化してからのご依頼も多くございます。
状態が悪化してからの作業では、通常の論理障害でのご対応が不可能になっている状態のハードディスクも多く、解体を行うなどの物理障害を併発する危険性もございますので、メディアの症状に違和感があった場合は早期ご対処頂ければと思います。

フォーマットする必要がありますと表示される。
巡回冗長検査(CRC)エラーと表示されハードディスクからデータの閲覧、読み込み、取り出しが行えない。
I/Oデバイスエラーと表示される。
パラメーターが間違っていますと表示される。
ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができませんと表示される。
メディアがパソコンで認識しない状態でエラーメッセージが表示すらされない。

【弊社の復旧事例】

バッファローや、アイオーデータ等の外付けハードディスクや、ノートパソコン内蔵のHDD等様々なメディアにご対応致します。どのような症状であっても、まずはハードディスクの状態から作業のご提案お見積りを行いますので、まずはお気軽にご相談ください。

バッファロー

HD-CL500U2/N ・HD-LC3.0U3-WH ・HD-LC2.0U3-BK
HD-CL1.5TU2/N ・HD-LC2.0U3-BK ・HD-LB2.0U3

アイオーデータ

HDS2-UTX6 ・EC-PHU3W1 ・HDPX-UTA1.0
HDPF-UT ・HDC-AET3.0K ・EX-HD3EL

トランセンド

35T3 TS4TSJ35T3 ・25A3 TS1TSJ25A3W ・25A3 TS2TSJ25A3K
25P TS750GSJ25P ・25A3 TS1TSJ25A3K ・25M3 TS1TSJ25M3E

【まとめ】

普段何気なく使用しているハードディスクでも、突然認識しなくなったりデータが取り出せなくなったりと不具合が必ず生じます。寒暖差での不具合では、ほぼ避ける事の出来ない状態ではありますので、ご使用頻度に関わらず必ずバックアップをお取りいただきデータの管理を行って頂ければと思います。

熱による不具合はHDDのみではなくノートパソコンデスクトップパソコンでも同じで、高温多湿でのご使用はお控えいただいた方が安全にご使用いただけます。熱での不具合はマザーボードやHDD基盤にも影響があり、データ破損や、復旧作業を行わないとデータが見れなくなる状態にもなり、最悪の場合は買い替えやデータを諦めなければいけなくなったりしますので、ご使用される際はご注意ください。

夏場、室温が上昇しハードデイスク自体に不具合が出始めた場合はバックアップ等なるべくお早めにご対処頂き、データの管理を頂ければと思います。
万が一不具合が出てしまい、データの復旧をご希望の方はご相談くださいませ。弊社ではどのような状態のハードディスクでも、ご診断をお承り致します。
まずは、データの取り出しが行えるかどうか、復旧可否をお取りしお見積り致します。

ハードディスクSSDでのトラブルのご相談も多数いただいており、多数復旧事例もございますので安心してご依頼くださいませ。

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