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NASへアクセスができない原因と復元方法 LinkStation TeraStation LANDISK

nas 3Aデータ復旧スタッフブログ

近年ネットワークを介して保存しているデータへのアクセスを行うLinkStation/TeraStation/LANDISKを利用されている方が増えています。
NASを利用することが多くなるにつれデータのトラブルも多発しており、従来の外付けHDDと異なりネットワークの関連のエラーでデータへのアクセスが出来なくなるケースもあります。

最近は個人でもNASを使用している方も増加していますが主に会社での利用が多く、ネットワークを介しデータの保存、書き込みを行っている大切なデータが見れなくなり、焦ってご相談をいただきますが、少し設定を見直すだけでデータのアクセスが行えるケースもありますのでまずは落ち着いて対処していきましょう。

LinkStation(リンクステーション)TeraStation(テラステーション)LANDISK(ランディスク)等のNAS製品は、突然パソコン上から認識が出来なくなりアクセスができないといった障害が発生してしまいます。
当然管理ソフトからもアクセスができないため、まずファームウェアのアップデートを実行しようと考える方もおられますが、その行為がハードディスクに致命傷を与えてしまう事もあるのです。
トラブルの原因がハードディスク故障である場合、書き込みなどの負荷を与える事になり、通電時間が長ければ長いほどデータを壊してしまうといった被害拡大に繋がってしまいますので、原因が判明するまではとにかくHDDへ負荷をかけないこと、通電時間を最小限に抑えることが重要となり、管理ソフトの情報は正確性に欠けるため作業は厳禁と言えます。

では初動処理として何をどうすればよいのか。
まずは原因の把握が重要となりますので、NASのランプを確認し次にHDD検査を行いましょう。
そしてNASのハードウェアに問題がないことを確認したら、メッセージにしたがってファームウェアをアップデートします。

NASを認識しない、アクセスできない時の初動処理と解決策

NASは本体(CPU、メモリ、LANポート、USBポート、ファンなどの部品)と、ハードディスク、OSアプリケーションで構成されており、パソコンやサーバと同じ構成と言えます。
大きな違いと言えば、NASはメーカー独自の部品を使用しているくらいで、トラブルを切り分ける考え方はNASもパソコンやサーバと全て同じと考えてよいでしょう。
そこでもしNASが「認識しない」「アクセスできない」場合は、本体、ハードディスク、OSのどこにトラブルがあるのかを切り分けて対処します。

・本体故障である場合

NASの本体には1枚の基板にCPU、メモリ、LANポート、USBポートといった部品が搭載され、内部の温度を一定に保つファンや、TeraStation(テラステーション)では電源ボックスがあります。
そこでコンピュータ全般のトラブルで考えた場合、もし仮にメモリの故障で警告音が鳴り起動できない場合は、メモリ交換で復活しますし、ファンの故障で起動しないのであれば、ファンを交換するだけで無事復活します。
このように本体の故障は単純で、壊れた部品を正常なものに交換、修理すれば問題は解決します。
ただし、どの部品もメーカー独自の部品となるので汎用部品では代用が難しく「コントローラ異常」「基板故障」「ファンエラー」その他筐体のトラブルの場合は、メーカーサポートでの対応となってしまいます。

・内蔵HDD故障である場合

突然故障するケースもあれば、徐々にHDDが劣化し、最後に故障するという障害があります。
まだかろうじて動作し近いうちに動作不能になるようなケースでは、エラーコードでハードディスク故障を検出できない場合もあります。ちなみに動作不能になるような故障であれば、エラーコードで検出されます。

・BUFFALO製品エラーコード一覧

EM(エマージェンシーモード)の各エラーの説明、対応方法をご紹介!~前編~
EM(エマージェンシーモード)の各エラーの説明、対応方法をご紹介!~後編~
このように検出されない隠れ不良状態もあり、うかつな作業をしてしまうと悪化させてしまう恐れもあるので、データ復旧を試す場合はハードディスクの検査が重要です。

・OSに問題がある場合

基本的にNASのOSにはLinuxが採用されており、このOSにトラブルがあれば起動に失敗します。
※LANDISKにはWindowsNTFS)モデルもあります。
ところがRAID(レイド)情報のトラブルも含めて、このトラブルであればNAS Navigatorなどの管理ソフトからエラー情報を取得できるため、全く認識しない状態になるのは珍しいと言えるでしょう。
更にNASを認識しない、アクセスできない場合は、確率的に「本体の故障」「ハードディスク故障」であり、どれも正常なら残るはOSのトラブルを疑ってください。
対処法としては、ファームウェアのアップデートなど、メーカー指定のトラブル解決策を行う必要があります。

ハードディスク検査方法

ハードディスクには「S.M.A.R.T.」という故障の予測を目的とした機能が備わっており、何らかの劣化があると記録される仕組みになっています。
この機能はHDD使用中に記録されていきますので、長時間負荷をかけるような検査をしなくても代用でき、トラブルの記録と考えても良いでしょう。
「S.M.A.R.T.」情報を見ることができるソフトは複数ありますが、CrystalDiskInfoというフリーソフトは日本語表示でとても見やすいソフトになっています。
NAS本体から取り出したHDDをUSB変換ケーブルや簡易ケースに入れパソコンに接続し「S.M.A.R.T.」情報を確認するのですが、パソコンからフォーマットパーティションの操作などをすると、修復も最悪はデータ復旧も不可能な状態になってしまいますので、HDD検査以外の操作は間違えても行ってはいけませんので、十分に注意していただく必要があります。

NASトラブルからデータ復旧できない

どの項目も該当しない場合や対策を試みたが改善されない場合、個人でのデータ復旧には限界があり弊社のような復旧業者の利用をおすすめ致します。
NAS製品はUSB接続の外付けHDDUSBメモリ等の記憶媒体よりも、非常に複雑で復元には技術はもちろん知識が必要となり、RAID(レイド)を組まれているような場合であれば尚更です。
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ご自身での作業では必ず限界が出てきますので、無理な作業は行わず弊社までお問い合わせ下さい。

弊社ではHDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績データ復旧実績もございますので、大阪・京都・兵庫だけではなく、全国のデータの復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。

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