突然認識しなくなる事も多いメディア
SDカードの小型メディアとして、microSD(マイクロSD)やminiSD(ミニSD)も多く市販されており、携帯電話やスマホ(スマートフォン)、アダプタを利用してデジタルカメラ・デジタルビデオカメラの容量増築で使用されている方も多いのではないでしょうか。
microSDやminiSDも、SDカードと同様に突然認識されなくなったり、画面上にフォーマットエラーが表示される障害が、何の前触れもなくおこることがあります。
目次
1-SDカードの構造ってどうなってるの?
2-microSDやminiSDの注意点はどんなこと?
3-microSDやminiSDに障害が発生してしまった場合どうすればいいの?
関連の記事・対処法など
SDカードの構造ってどうなってるの?
一部SDカードの製品ではmicroSDやminiSDど同様に一体型の物もありますが、基本的にSDカードの構造はプラスチック部分を取り外すと、大きく分けて3つの部品で成り立っていることがわかります。
SDカードの場合元となる基盤にデータ保存用チップ、SDカードを制御するコントローラチップが別々に構成されており、保存用チップが破損していない限り、チップの移植作業を行うことで復旧が可能になります。赤枠がSDカードを制御するコントローラー 橙枠がデータ保存用のメモリーチップ
SDカードとは異なりmicroSDやminiSDはサイズも小さく、メディアの構造はSDカードとは異なり、見た目どおり1枚のチップにより構成され、カード裏を見てみると長方形の金属端子部分が接続部となります。
接続部でないチップの部分を見てみると、でこぼこに少し膨れ上がっていたり回路線があると思いますが、その部分がデータ保存領域となっており、この中にデータが保存されているとてもシンプルな構造となっています。
しかし、一体型となっているmicroSDやminiSDの場合、SDカードのようにチップの取り外しがが不可能なため、接続部分に大きな傷がついてしまったり、割れ・欠けてしまった場合は残念ながらデータのサルベージはできません。
microSDやminiSDの注意点はどんなこと?
まず接続部分に傷をつけないないようにすることと、メディア自体が割れないように注意する必要があります。
microSDの場合、接続するにはデータ保存領域の部分を持って抜き差しすることになりますから、変な角度で無理やり押し込んだり、過度な力を加わえ割れてしまったり、ひびが入り内部の電子回路が破損してしまうことがあります。
小型化しているので当然製品自体の耐久は脆く、小さいとはいえ精密機器に違いはありませんので、取り扱いには細心の注意が必要となります。
microSDやminiSDに障害が発生してしまった場合どうすればいいの?
まずメディアは認識ができるのか・壊れているのか必ずパソコンで確認をおこなうことをおすすめします。
SDカードとは異なりmicroSD・miniSDのようなデータ保存領域が、基盤と一体化しているタイプのメディアは、「フォーマットが必要です」や「ディレクトリ構造が壊れています」という状況であれば、メディア自体が壊れている可能性は低いため、データ復旧が可能な状態ですが、「認識しない」や「アクセスできません」という障害が起こった場合、メディア自体が壊れてしまっているため、データを復元することはできません。
弊社ではHDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績データ復旧実績もございますので、大阪・京都・兵庫だけではなく、全国のデータの復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。
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