HFS(エイチエフエス)とは、Macintosh(マッキントッシュ)で使用されていたMFS(Macintosh File System)の改良版で、MacOS(マックオーエス)におけるファイルシステム(Hierarchical File System)のひとつであり、MacOS標準フォーマットとも呼ばれている。
HFSは二つのフォークを持ち、主データであるデータフォークとリソースフォークというメタ情報を持つことで知られ、大文字と小文字の区別をしない特性を持つ。
HFSはファイルシステムの中では比較的新しい部類に入り設計上優れた部分も多く、把握しやすいボリュームの扱いや、シンボリックリンクやショートカットより先進的なエイリアス機構を備える。
だがMFSはフラットなファイルシステムであり、フォルダはFinderレベルでエミュレートされていたため、アプリケーションからはすべてのファイルが同一階層に見え、ファイル数が少ないフロッピーディスクでは問題にならなかったが、HDDで使用しアプリケーションから扱うファイル数が増えるにつれ不便なものとなってしまい、その上で約100ファイルを越えると非常に不安定になってしまった。
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