BUFFALO社から販売されている複数台構成のTeraStation(テラステーション)は、基本4台構成で販売されていることが多く、RAID(レイド)の種類もRAID0(ストライピング)RAID1(ミラーリング)RAID5(パリティ付きストライピング)RAID10(RAID1+0)JBOD(スパニング)から選ぶことが出来るので、運用方法でレイド構成を選べるのが特徴です。
【テラステーション障害発生時の対応方法】
簡易的な対応方法としてまず筐体の再起動を行ってみましょう。
再起動を行う場合は正しい方法で電源を落とし、出来れば直ぐに電源を投入せず数分間は放電させると良いでしょう。
再起動を行っても症状が改善されない場合は、LANポートやLANケーブルの変更を行ってみましょう。
再起動、LANポート、LANケーブル変更でも改善されない場合は、内蔵ハードディスクに障害が発生している可能性が疑われます。
テラステーションの障害エラーは内蔵しているHDDが原因である事は珍しい事ではなく、障害ハードディスクを取り外し再起動させることで問題が解決する場合があります。
ただし、この方法が通用するのはRAID1、RAID5、RAID10で設定されている事と、障害ハードディスクの台数が1台だけである事が条件であり、条件を満たしている場合でも、全て上手くいく訳ではありません。
本来RAID(レイド)は複数台ハードディスクを1つのハードディスクとして認識させるシステムなため、1台でもHDDが欠けてしまうとRAID崩壊と筐体が判断し警告音やエラーランプの点灯、点滅、EMモードなどが発生してしまいます。
これ以上の方法は個人での対応では難しく、メーカーサポートへ連絡する他ありません。
メーカー保証が残っている場合は新しいハードディスクに交換し、レイドシステムを一新する事でこれまで通り運用が出来るようになります。
保証がない場合でもコストは掛かってしまいますが、ハードディスク交換を行ってくれますし、コスト次第では新しいTeraStation(テラステーション)を購入する方が得である場合もあります。
「保存していたデータは?」と疑問に思われた方も多いと思いますが、残念ながらメーカーサポートの対象はあくまでも製品の保証であって、保存データの保証は一切なく購入した状態で返ってきます。
よって、メーカーに出されてからでは、データ復元、データ復旧は不可能となるのです。
【テラステーション障害発生時のデータ復元、データ復旧方法】
RAID製品をお使いの方は「リビルド」というワードを耳にしたことがあるかもしれません。
リビルドとは再構築という意味をもっており、搭載されているHDDが故障した際に、新しいハードディスクに交換した後、リビルドを実行することでRAIDシステムを復帰させる事が出来き、製品によってはHDDの交換と同時に自動でリビルドを実行する機能を搭載するものなどがあります。
リビルド作業はメーカーのホームページや製品の取扱説明書にも記載されている修復方法ではあるのですが、このリビルド作業には大きな欠点がありこの情報(RAID障害時、注意すべき4つのポイント)を知らずにリビルドを行ってしまって、重要なデータが全て消失してしまった方が大勢おられます。
最悪な状態を避けるためにもまずは「RAID障害時、注意すべき4つのポイント」記事もご覧下さい。
また、インターネットで検索をすればたくさんのデータ復旧ソフトやフリーソフトがありますが、レイド対応している復旧ソフトも限られソフトを購入する費用も高く、購入し試してみてもデータ復旧が出来ない事も多く、レイド製品のデータ復旧は個人での対応では難しいものがあります。
メーカーによっては復旧サービスを行っているところもあるのですが、復旧業者へ委託していることが多くその分費用が上乗せされ、高額な費用が必要になってしまったり、直接データ復旧業者へ依頼を行っても、RAID製品は何処も高額で15万円~数百万円でお見積りされる事が多いです。
データの復元をデータ復旧業者へ依頼検討される際には、前もって業者へ連絡をし復旧費用と上限金額をはっきりとさせておきましょう。
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弊社ではHDD(ハードディスク)、SSD、USBメモリ(USBメモリー)SDカード、microSD(マイクロSD)、CD、DVD、ビデオカメラ 等、数多くの取扱実績データ復旧実績もございますので、大阪・京都・兵庫だけではなく、全国のデータの復旧・復元でお困りの際は、是非ともご依頼をよろしくお願いいたします。