パソコンの電源を入れても起動しない突然のトラブル対処法でパソコンが起動できなくなった時の対処法でBIOSを起動して~という項目がありましたが、このページではそもそもBIOSが起動しなくなってしまった時の対処方法を紹介していきたいと思います。
パソコンが起動できなくなってしまったりするとパニックになって間違った方法や、無理にパソコンを解体してしまったりして取り返しのつかない事になる可能性もありますので、落ち着いて余裕をもって原因を探っていきましょう。
そもそもBIOSを起動する時とは
パソコンにトラブルが発生していない場合でもBIOSを立ち上げる事はありますが、今回はPC側に障害が発生したものと前提して話を進めていきたいと思います。
・パソコンの電源を入れたがモニターが真っ黒の画面のまま。
・ロゴ画面から動かなくなってしまった。
上記の症状が発生してしまった場合ときにBIOSを起動を起動し、OSがインストールされているHDDやSSDがしっかり認識されているか等を確認したりしますが、しかし、BIOS自体が起動しない場合にはパソコンのどの部分で障害が発生しているかを確認する事が難しくなってしまいます。
BIOSが起動しないのは以下が原因の可能性があります。
BIOSの電池が切れている
BIOSの設定情報はCMOSという部分に保存されるようになっており、電源がなくなってしまうとBIOSの設定は初期化されてしまいます。
なのでCMOSにはパソコンがコンセントから電源を供給しているのは別にボタン電池が備え付けられており、パソコンの電源を落としても別の電源があるのでBIOSの設定は初期化されないようになっています。
このボタン電池の寿命は約10年ほどですが、ボタン電池が消耗すると電力の供給が不安定になってきます。その不安定な状態からパソコンの電源を入れてしまうと、BIOSが誤作動を起こしてしまい起動しなくなってしまう事もあります。
ボタン電池の電圧が不安定になりCMOSが読み込めていない可能性がありますので、ボタン電池の交換を行えばBIOSが起動する可能性はあります。
メモリやビデオカードの不具合
メモリやビデオカードの不具合等は、フリーズとして症状が発生する場合があります。
パソコンの電源投入後、フリーズしてしまってBIOS画面が起動しなくなってしまうという現象を起こしてしまう可能性があるのです。
メモリーに関しては複数枚スロットに指している場合が多いので、どのメモリが不具合を起こしているのか、またスロットがおかしくなってしまっているのか、いろいろなところに指してみて確かるしかありません。
またメモリやビデオカードはファンの近くにあることが多いので埃が非常に貯まりやすくなっており、埃が原因で不具合が発生していまっている可能性もありますので、一度掃除してみてもいいかもしませんね。
電源ユニットの故障
電源ユニットが破損していて、電力の供給ができずBIOSの起動ができなくなってしまっている可能性もあります。
電源ユニットの故障、破損は電力の供給が全くできていないパターンと、一部だけ供給が可能なパターンの2つに分けられます。
電力の供給ができていないパターンだと、パソコン自体何も動作しないので判断が簡単ですが、一部だけ供給できているパータンだと、ファンが動いたり、ハードディスクのアクセスランプが付いたりするので判断がとても難しいです。
しかし、BIOSが起動できない状態だと、ファンが異常に高速回転したりすることがあり、電源ユニットの故障が疑われます。
電源ユニット自体は簡単に取り外し、交換が可能になっているので全く同じ新しい電源ユニットを購入して交換してみるのも一つの手段かもしれません。
BIOSの破損
BIOSの破損が疑われる場合、復元するのはとても困難です。今まで紹介した方法でBIOSが起動しない場合はマザーボードの故障も疑われます。
全く同じマザーボードを購入すれば直る可能性はありますが、原因の特定ができていない場合には少々不安ですね。
しかも安いものではないので、購入して直らないとなると…
またメーカー製のマザーボードだとカスタマイズされていることもあるそうなので、交換しても直らない場合がありますので十分に注意してください。
パソコンのBIOSが起動しなくなってしまった場合の対処方法とはまとめ
BIOSが起動しないと言っても原因は一つだけではなく、様々な原因が考えられますが、いろいろなパータンを試して、原因を探るのが一番いいですが、すべて調査をしようとすると個人では限界があります。
まずは、パソコンが起動する最低の部品だけを設置したまま動作確認を行い、BIOSの起動ができない原因を調べるようにしていきましょう。
これ以上の方法は個人で試すと機器の破損などにつながる可能性があるので、まずはお電話かメールでご相談ください。