MacOS 9(マックオーエス9)とは、Apple Computer(アップル)社が開発したMacintosh(マッキントッシュ)用オペレーションシステム(OS)、「System」シリーズバージョンのうち、1999年(1999-2001)に発表されたバージョンのことである。
MacOS Xへの橋渡しの役割を担ったバージョンであり、アプリケーションパッケージやCarbonlibなど、MacOS Xとの互換性を意識した機能が盛り込まれた。
時期的にWindowsXP/MacOS X両者の影に隠れがちであったが、最後のバージョンとなったMacOS 9.2.xはMacOS直系の到達点として高い完成度を持っている。
なお、MacOS 9.0はMacOS 9.2.2までアップデートできる。
※2012年5月現在、日本語版の9.0.4へのアップデータは入手可能だが、それ以外はダウンロードページへのリンクが正常に機能しなくなっていて入手不可能になっている。
MacOS 9
開発コードネーム:Sonata。
特にインターネットを意識した機能強化がなされており、キーチェーン、ファイルの暗号化、TCP/IPによるファイル共有、音声認識によるログイン、疑似マルチユーザ機能、ソフトウェアの自動アップデート、LanguageKitによる多言語サポートの強化など50以上の新機能を搭載した。
MacOS 9.0.x
開発コードネーム:Duet,Minuet。
iMac(slot-loading)向けの対応とバグフィックスが中心のリリース。
9.0.4へのアップデータも公開され、「9.0.2」「9.0.3」の存在が知られている。
MacOS 9.1
開発コードネーム:Fortissimo。
旧MacOS として最後の単体パッケージ販売された製品。
アップデータも公開された。
Finderのメニューバーに「ウィンドウ」メニューが追加され、ディスクアクセススピードが向上するなどシステム内部に多くの改良がされている。
MacOS 9.2
開発コードネーム:Moonlight。
MacOS 9.2.1
開発コードネーム:Limelight。
旧MacOS として最後の単体インストールCD-ROMがMacOS Xv10.1のバンドルとしてリリースされた。
アップデータも公開された。
MacOS 9.2.2
開発コードネーム:Starlight。
PowerMacG4(MirroredDriveDoors2003)を起動できる旧MacOS であり、Classic環境向けとしても最後のリリース。アップデータも公開された。
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