VMFS(ブイエムエフエス)とは、VMwareによって開発されたクラスタファイルシステムである。
VMFSは仮想マシンのディスクイメージやスナップショットを格納する為に開発さ、複数のサーバから同じファイルシステムに対して読み書きが可能であるが、仮想マシンファイルに対しては排他的に作動し、VMFSボリュームは複数のディスクボリュームで構成可能であり拡張することもできる。
VMware製品を利用する際に、VMFSは必須ではないく代わりにNFSを利用することも可能である。
VMware ESX Serverや同社の主力製品であるvSphereで利用されており、ESX Serverのリリースに対応して、VMFSは現在4つのバージョンが存在する。
VMFS version 1
ESX Server v1.xで利用されていたが、現在は既に販売終了となっている。クラスタファイルシステムの機能はなく、単体のサーバーでのみ利用可能である。
VMFS version 2
ESX Server v2.xで利用されている。
VMFS2はフラットファイルシステムであり、ディレクトリ構造を持たない。公式には”VMware File System”と呼ばれている。
VMFS version 3
ESX Server v3.xとvSphere(4.x)で利用される。
大きな進歩として、このバージョンから階層ディレクトリ構造が実装された。
そのため、古いバージョンのESX ServerはVMFS version3以前のファイルステムを読み書きすることはできない。
ESX Server 3とVMFS3から仮想マシンの構成ファイルはVMFSパーティション上に保存されるようになった。
VMFS version 5
ESXi Server v5.xとvShpere(5.x)で利用される。
最も大きな進歩として、1MBのブロックサイズをサポートしたことである。
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