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プラッタ

プラッタとは

データを記録する円盤部分を指し、プラッタの各面のことをサーフェスと呼ぶ。

通常、ハードディスクは1枚以上のプラッタで構成され、各プラッタの両面または片面にデータが記録される仕組みであり、プラッタの枚数は少ない方が軽量で故障に対する信頼性が高いことから、1枚当たりの記録密度を高くすることで性能向上を図っている。

ガラス製プラッタはHOYAによって発明され、世界初のガラス製プラッタを使った3.5インチハードディスクは、IBMから2000年に発売されたIBM Deskstar DTLA-307020とされている。

磁性体の層の上にはライナーと呼ばれる潤滑被膜が形成され、回転速度が低い状態はライナーの上をヘッドが滑る仕組みになっており、回転速度が上がるにつれてプラッタ表面近傍の粘性空気が磁気ヘッドに対し気流となり、磁気ヘッドが揚力を発生して極わずかに浮き上がり、一旦浮上した磁気ヘッドはディスクとの間に気流をはらむため、地面効果が働きプラッタへの接触を抑制する。

ライナーが劣化すると摩擦によりヘッドが損傷し、ヘッドクラッシュという現象を起こす。

一般に、密閉式のハードディスクは準消耗品的な扱いを受ける場合が多く、ライナーの寿命がハードディスクそのものの寿命となっている。

これに対し、Load/unload方式を採用したハードディスクでは、停止時にプラッタの外側のシッピングゾーンと呼ばれる退避位置にヘッドを退避させていて、プラッタの回転速度が規定の速度に安定した段階でプラッタ上へ移動させる機構となっている。

1980年代のハードディスクは停止命令を送ると、磁気ヘッドをプラッタから引き上げ、退避位置に移動させるようになっていたが、部品点数削減と停止命令を送らないOS(オペレーティングシステム)の普及などといった理由から、磁気ヘッドがプラッタ上に置かれたままで停止するCSS方式が採用されるようになったのだが、これにともない「張り付き」と呼ばれる現象が発生するようになる。

張り付きとは、鏡のようになめらかな面を持つ2つの物体が接触した状態で、時間が経過した場合などに発生する現象で、ハードディスクが起動しなくなる深刻な障害として現れる。

回復させるために、電源を入れながら筐体に遠心力を与えたり、クッションに包んでハードディスクを床に落として衝撃を与えたり、筐体を分解してディスクを手で強制的に回転させたりというような、今では到底考えられない対処方法が考案されていた。

後にプラッタの一部に凹凸を付けたシッピングゾーンを設けことにより、停止時にヘッドをそこへ移動させる方式が採用され張り付きの問題は解消された。

プラッタに埃などの異物が付着するとヘッドを損傷する原因となるため、プラッタと磁気ヘッドの周辺は密閉されているのだが、完全密閉されているわけではなく、温度変化に伴う筐体内の気圧変化を開放するため、埃フィルタを備えた圧抜き開口部が設けられている。
これは磁気ヘッドに働く揚力の大小は気圧の影響を受けることから、ヘッドとプラッタの距離を安定に保つためには、筐体内の気圧が大きく変化してはならないためである。

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